多翼ファン

多翼ファンの構造と特徴

多翼ファンは同一機番、同一回転数の場合は他の遠心式送風機に比較して、空気量は最も多く、羽根車は多数の前向き羽根を有しております。

従って構造上、高静圧・高速回転には不適ですが、運動音が小さく、保守が簡単で、しかも据付け面積は小さくてすみます。

また、本体は、堅牢な構造で吸込空気が一様に羽根車に入り、かつ羽根車から吐出された空気が効率よく吐出口に導かれる様に滑らかな渦巻状に形成され、著しい圧力の脈動を極力防止する様に設計されています。



多翼ファン機種特長一覧表

機 種 特 長 カタログ(PDF)
CO型 羽根車が電動機軸に直結されており、小型送風機に適用され、空気温度は60℃位までの使用範囲が最適です。 カタログダウンロード
CR型 型式CE型と同様で、軸がフレキシブルカップリングで電動機に直結されております。取扱空気に対する問題は、CE型と同様に考えてください。
CE型
(吐出自在型)
軸受が全部ケーシングの外にでており、軸受部分に含塵空気、腐食性ガスの影響を余り受けません。またこの吐出自在型の多翼ファンは、標準在庫品で通常即納態勢になっています。
CE型
(吐出固定型)
吐出自在型と同一呼称ですが、こちらは主にガス排気、保温、保冷、乾燥装置等のプラント用に適した産業用の多翼ファンです。標準品と違い材質もSUS等の特殊鋼による耐蝕ファン等の特殊仕様で、ご要求にマッチしたファンの製作が可能です。